人気ブログランキング |

五木寛之「大河の一滴」より⑥

 ぼくらは光と影の両方に生きているのです。日と、そして夜と、その両方に生きている。寒さと暑さのなかに生
 きている。こういうふうに考えると、その片方だけで、ひとつの車輪だけで走ってゆこうとする危険さを、いまあ
 らためて感じざるをえません。光があれば影があり、プラスがあればマイナスがある。生があれば必ず死があ
 る。ぼくはいま、「生と死を包含しながら生きているというのが、人間の個体なのだ」と言われた免疫学者の多
 田富雄さんとの対話を思い出します。
e0105466_2141198.jpg

by a1photo | 2013-01-31 21:41 | Comments(5)
Commented by Hologon158 at 2013-01-31 23:09
④から⑥へ、白と黒を基調にして、傑作が続きます。
もちろん文章と見事かみ合っています。
とくに、この一枚、階段の白と黒の反復が、
本文ととても音楽的に共鳴しています。
私がa1photoさんのブログに来るようになって4年、
一日も欠かさず拝見していますが、
このシリーズが一番重厚。
a1photoさんの隠された一面がついに明らかになった、
そんな感じがします。
Commented by bari-kan at 2013-02-01 11:00
時間が齟齬なく連綿と続くのと同様、
細胞単体では生成寂滅が繰り返されているというのに、
僕という肉体の器が、
僕という存在と離反せず、
恙なく維持されているという事実は、
未だに不思議に思います。

確実に日々、老いては行っておりますけれど(笑。
Commented by a1photo at 2013-02-01 20:16
ホロゴンさん
いずれじっくりと写真の話をしたいものです。
いつか、必ず。
Commented by a1photo at 2013-02-01 20:19
bari-kanさん
ちょっと難しすぎるとちゃいまんねん?
読めない字もあるっし。
40代早々で老いる話は厳禁っすよ。
当てつけに聞こえますからね。
Commented by Hologon158 at 2013-02-02 01:14
a1photoさん
こちらこそ。
いつか会いに行きますよ、きっと。
<< 五木寛之「大河の一滴」より⑦ 五木寛之「大河の一滴」より⑤ >>