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行き当たりばったり魔術劇場13

 
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 後ろを見ろという声で、振り返ると、そこにはヘビの怪物のようなヤツが。
 正直、びびった。まるでヘビに睨まれたカエルだ。魔法にかかったように動けないボクをめがけて、
そいつは牙を剥いてきた。逃げることさえできない。どうしようもなかった。
 首に、チクッという痛みを感じた。同時に体が痙攣した。冷や汗が吹き出した。痛みは感じないが、
どうしようもない息苦しさ。ぶっ倒れた。もう死ぬのだろうか。一層、呼吸が苦しくなってきた。
 ああ、もうだめだ。朦朧とした意識。妻の顔が浮かんだ。微笑んでいる。子どもたちがうれしそうな
顔で笑っている。愛する家族たちよ、さようなら。そう言いながら、ボクは呪った。なんでこんなめに
あわなければならないんだ。ちくちょうー。
 びっしょり汗をかいて、ボクは目が覚めた…。目が覚めた!?
by a1photo | 2012-08-09 22:42 | Comments(0)
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